5.引越し|お部屋探しガイド
- 1.退去の通知
現在賃貸物件に住んでいるなら管理会社又は大家さんに 退去の通知をしなければなりません。
引越し書に定められている退去予告の期間を確認して連絡をしましょう。
連絡が遅れると、新居と旧居の家賃を二重払いしなければならなくなります。- 2.退去日を決定
入居の日にちが決まれば退去日を連絡しましょう。
ここでやっかいなのが 「退去時の家賃は日割り計算をしない。」という条項です。賃貸物件では何日に退去しても1ヶ月分の家賃を払わなければならないのが 一般的です。
家賃が無駄にならないようできるだけ月末近くに退去日を設定するのがよいでしょう。- 3.引越し業者の選定・予約
子供の転校届け・新居の下見と家具配置の検討・不用家財の処分(粗大ごみの収集日と費用の確認)・新規購入品のリストアップ・引越しはがきの送付先のリストアップ等もこの時期までに。
最近は引越し業者の数も増え、各社ごとに多くのプランを用意しています。
まずは数社から見積もり(大半が無料対応)を取り、サービス内容の比較をして業者を決定しましょう。
引越しのピーク時(年度末・年度始)は業者さんも忙しく、希望の日時を押さえられない場合もありますから、予定がつけられるのであれば予約申込は早いに越したことはありません。- 4.役所とライフライン関連の手続き
役所関係では住民移動届・住民転出届・印鑑登録の抹消・国民年金の転出手続き・国民健康保険の転出届・運転免許証の住所変更など。
ライフラインでは電力会社・ガス会社・水道事業者・電話の移転手続きのほか、郵便局・新聞・牛乳・食材配達店・NHKなどへの連絡、銀行・保険・クレジットカードなどの住所変更手続きを済ませる。
なお、引越し業者の手配の最終確認も忘れずに。- 5.新居・旧居の掃除 etc・・・
荷造りは使う頻度の少ないものから徐々に済ませ、前日にはほぼ終えたい。前日には冷蔵庫や洗濯機の水抜きもしておきましょう。
犬を飼っているなら保健所で登録変更を済ませ、友達に手伝いを頼んでいるなら念のため確認を。ご近所の挨拶回りも忘れずに。- 6.退去の立会
保証金(敷金)の返還ですが、借り手には原状回復義務があり「故意・過失により居室を汚したり壊したりすると、修繕費用が差し引かれる」とされています。
明け渡しの際は貸主さんとの立会い時に修繕義務の有無を明確にしておきましょう。- 7.新居へ引越し
引越しを済ませたら、部屋・設備に問題がないかをまず確認しましょう。
初めから傷があるとか、設備が作動しないということを放っておくと退去時に修繕費用を請求される可能性があります。
物件によっては入居時チェックリストを渡されますので、気になる箇所があれば詳細に記入して書面に残しておきましょう。